プールサイドに着くと
キョウちゃんは更に私を持ち上げてプールサイドの縁にチョコンと座らせる。
そして自分もザバァッと水から出ると、私の頭の後ろに手を置いて、ゆっくり私を後ろへ押し倒す。
完全に背をついた状態で
目の前にいるのは、私の愛する優しい悪魔。
彼の背中の奥に見える窓からは
小さく瞬く、無数の星が見える。
ポタリポタリと彼の髪から落ちてくる雫
それはまるで雨のようで
彼の髪から落ちる滴が優しい雨のように、私の額をポタリポタリと濡らしていく。
いつも意地悪で
鬼のように怖い形相の彼が見せる、熱っぽい瞳
熱で潤む彼の瞳にドキドキするけど、同じくらいの恐怖も感じる。
彼が体を倒して首筋に唇を這わせたとき
「ひゃ……っ!」
その冷たさとゾクゾク感に思わず大声をあげてしまったけれど
「だーかーら。
いちいち驚くなっつってんの。」
彼はクスクス笑いながら私のおでこを軽く叩く。
そして首筋にキスをしながら
キョウちゃんは私のニットの中に手を忍ばせる。
おへその辺りからツゥッと指先でなぞるように侵入する、彼の右手。
さっきはまるでダメだったけれど……
それでもなんとか我慢して、許すことができた。


