雨が見ていた~Painful love~

彼が前に進むたび
足に感じる心地よい水圧


抱きしめられた腕から感じる熱がとても熱くて、その熱が私の頭の中を火照らせる。




怖くないかと聞かれたら嘘になる。


さっきみたいになったらどうしよう。



無理矢理抱かれて、奪われた相手に
もう一度体を許すことが、怖くない行為だなんて言い切れない。




やっぱり怖い。
いくらキョウちゃんでも、やっぱり怖い。


ううん。
キョウちゃんだから、もっと怖い。




だって、気持ちがあったってなかったってやることはあの時と全く同じでしょう??




さっきみたいにフラッシュバックを起こして、彼を拒絶してしまったらどうしよう。


せっかく想いを伝えることが出来たのに
それが原因で気まずくなったらどうしよう……。






頭の中は不安でいっぱい。
彼の気持ちに答えたいのに、そうできなかったら……と思うと怖い。


勘違いしてた分
すれ違っていた分
自分を偽っていた分
これ以上キョウちゃんを困らせたくない、苦しめたくないと思っているのに、自信がない。



この先に進んで、上手くいけばいいけど……我慢できるかな。



ちゃんと行為が終わるまで
私は恐怖を押さえつけて、我慢することができるかな……。