上がる体温
絡まる吐息
幼なじみだったころには感じたこともなかった、この空気。
ヤバい…
沸騰しそう……。
真っ赤なタコさんウィンナーになっているのはキョウちゃんだけじゃない。
私だって同じなんだ。
彼の言動にときめいちゃって、熟れたトマトみたいに真っ赤に顔がほてってしまう。
――不思議。
拓真くんに触れられると、どこかほっとして安心するのに、キョウちゃんは全然違う。
彼が触れた場所から皮膚が発熱して
その場所から熱した血が体中を駆け巡って
次第に息することさえ困難なくらいに体中が熱くなる。
ドキドキして落ち着かなくて
でも、彼の余裕のない表情がうれしくて
ウブでカワイイ、彼の言動に私の心臓がキュンキュン締め付けられる。
――ズルい!
ズルいよ、キョウちゃん。
こんな余裕のない言葉を聞かされたら
ドキドキしすぎて死にそうになっちゃうじゃないか。
こんな風に力強く抱きしめられたら
もうこのまま壊してほしい、そんな風に思っちゃうじゃないか。
ドキドキしながら
胸がキュンキュン苦しくて
甘い痛みに体中が侵される。


