雨が見ていた~Painful love~




ダメ……!!
このままだとヤバイ……!!


「お、お願い、キョウちゃん。
私、もう限界…っ!!」


必死に彼を制止しようと
彼の胸に両腕を突っ張ろうと腕を伸ばすと



「限界なんて、俺はもうとっくに超えてる。」


「…え…!?」


「オマエのカラダに触れてるだけで、こっちはメーター振り切れてるっつーの……。」




さらに熱っぽい声を上げて
キョウちゃんは私のブラのホックを片手でプチンと取る。




熱を持つカラダと反比例して
どんどん血の気が引いていく、頭の中。



その行動
その視線に
どうしたってよみがえる、あの記憶。





ずっと私の背中を這っていた手が、
向きを変えて私の胸の膨らみに手を伸ばす。



そして彼の指が私の胸のふくらみに触れた瞬間




『イヤ…!!イヤだ!!
止めて、キョウちゃん!!」』


『バカな美織。
どうして安全パイだなんて思ったの?
俺だって
ちゃーんとオトコなんだよ?』





あの消えない雨の日の
忌まわしい記憶が、私の頭の中を激しく侵し始める。


彼が、私が、
官能的になればなるほど、あの記憶が頭をもたげて、私はパニックを起こし始める。