ど…
どうしよう……。
この期に及んで暗闇に怯える私。
入り口の扉を開けたまんま思案に暮れていると、後ろから強い北風が吹いてきて
ヒュオォォォー
という風音が耳を掠(カス)める。
――う、うぎゃあ!!!
な、なに今の!!!
お化け屋敷で聞こえる“ヒュードロドロ”の音にそっくりだったよ!!?
こ、こわい!!
この先にいるのも怖いけど、ココに佇(タタズ)んでいるのも怖い!!
お化け屋敷もびっくりのリアルなその音におののいて
「よ、よし!
オンナは度胸よ、美織!!」
私はおなかの中にグッと力を入れて、私は勇気を奮い立たせて薄暗がりのその廊下へと足を進める。


