雨が見ていた~Painful love~




理子ちゃんの言葉と
綾音の言葉に
大混乱を巻き起こしている、私の脳内






でも私の中ではキョウちゃんは“幼なじみ”というカテゴリーにビッチリバッチリ入っているから、そう簡単には動かせない。



だって…幼なじみなんだもん。



どう考えてもキョウちゃんは幼なじみで、居心地のいい男の子。そしてあの雨に日、私に消えない傷を付けた人。






きっとホントのところでは理子ちゃんの言うとおりなんだろう。


本音のところではそうなのかもしれない。






だけど……
長年しみついた考えはそんなに簡単には変えられない。






「スキ…??
私がキョウちゃんを…??」


信じられない気持ちで呟くと


「…ハァ~~。
今更疑問形?いい加減疲れるわ…。」


理子ちゃんが椅子の背もたれにグタッとのけぞる。






キョトンとした私に
心底疲れてる理子ちゃん


そんな二人を見てクスクス笑うと


「そんなに自分の気持ちが信じられないなら、響弥くんと向き合ってみればいいじゃない。」


綾音は静かな目をして、ニッコリほほ笑む。