雨が見ていた~Painful love~



恋?

束縛…??



自分とキョウちゃんの間には無縁だと思っていた言葉。その言葉を聞いた瞬間、ダダ漏れしていた涙が目の奥の奥にキュッと引っ込む。





目を真ん丸にさせて理子ちゃんの顔をガン見していると



「何?その目。
もしかしなくても無自覚すぎてわかりません、そんなことありません、とか言うんじゃないでしょうね。」


――う、うぎゃ!



さっきの優しい笑顔と打って変わったイラッとした瞳を輝かせて、いつものごとく理子ちゃんは私を睨む。





その言葉に


「う、うぐ……。」


思わず絶句していると


「ま、今までの言葉を聞く限り、アンタは確実にウチのバカ弟にハマってるね。
好きだね。むしろ、大好きの部類だね。」


理子ちゃんはズズッとほうじ茶をすすりながら、近所のおばあちゃんのように悟りきった言葉を放つ。





――ふ、ふぇ!?




好き?

大好き?

ハマッてる?




その言葉を聞いた瞬間
涙どころか鼻水までもが鼻の奥にビビッと引っ込む。