だから……
「お、思うよっ!」
「はぁ!?」
「だって…!!
ずっと幼なじみでいられたら、離れることも、ケンカすることもなく、ずっとずっとずーーーっと一緒にいられるじゃない!!」
だから私は彼と幼なじみでいたかった。
彼のそばにいたいから
ずっと私の傍にいて欲しかったから
私は彼とずっと幼なじみでいようと思ってた。
「きょ、キョウちゃんと私は幼なじみだもん…!!ずっとずっと、幼なじみだもんっ!!そしたら…私たち二人はずっとずーっと一緒にいられるでしょ!!?」
私はキョウちゃんが大切だった。
ずっと隣にいて欲しいと願ってた。
幼なじみでいられたら。
ずっとこの関係を続けたら
二人はずっと一緒にいられる。
それこそ、死が二人を別つまで。
だから…私はこだわるんだ。
“幼なじみ”と言う言葉に。
“幼なじみ”と言う関係に。
ヒックヒック言いながらトランス状態で心の内を吐露する私を見て、綾音と理子ちゃんは呆れたようにニッコリ笑うと
「「こんの……ウスラトンカチばぁかっ!!一回死んで来い!!!!!」」
二人は一瞬にして恐ろしい鬼の形相を作り出し、思いっっっきり私の頭をバァンと叩く。
「いっ、いだーーーーーいっ!!」
思いっきり叩かれた後頭部を押さえて悶絶していると
「こンのクソオンナ!!!
ここまで来てまだそんな甘っちょろいことを言うかーーっ!!」
キョウちゃんもびっくりの汚い言葉で罵ると、理子ちゃんは私をギロッと睨む。
その形相に怯えて
「え、えぇっ!!?」
思わず体をのけぞると
「あ~~~っ!!イラつく!!
あ〜〜〜〜っ!!ムカつく!!
あんたみたいな女って、あたし一番腹立つのよね!!!!」
理子ちゃんは鬼の形相をして私の頭をもう一発パーで叩く。


