雨が見ていた~Painful love~



う、うぅ!!
最悪だ!


いくらなんでも
幼なじみでも
男の子にノーパン祭りな状態を目撃されるなんてぇっ!!



泣きそうになりながら、体を丸めていると



ピロリロリロ~ン



洗濯機から軽やかな音楽が流れてきて、乾燥が終わったという合図を告げる。


――うぅ……


下着が乾くまで、浴室にいればよかった……




今更ながらな後悔をしながら、私はよろよろと浴室に進む。


すると、部屋からニュッと顔を出して



「おい!クソ美!!
洗濯終わったぞ…………って……、ドワッ!!!!」


「キャー!キャー!
キャー!キャー!!!」


ありがた迷惑にも顔を覗かせたキョウちゃんと、ノーパン祭り真っ最中な私の視線がバッチリと絡み合う。




半狂乱になりながら座り込んで、自分の体を丸めて、必死の抵抗を続けていると




「オマエ、マジでいい加減にしろ!!!
人の家をノーパンでうろつくな、っつっただろーが!!!」


「キャー!キャー!
キャー!キャー!」


「クソ美!アホ美!ついでにバカ美!!
叫ぶ前に、さっさとパンツ履きやがれ!!」



バターーーン!!



キョウちゃんはまた真っ赤な顔をしたまま、勢いよく扉を閉めた。