――な、なんでパイプ椅子!!?
命の危険を感じながら
「あ、あのですね。詳しく話すと郷田先生がキョウちゃんの調子が悪いって連絡くれてね??……で……、心配になって帝体大に来ました。」
怯えながらそう答えると
「はぁぁぁあ??!…俺言ったよな?
連絡してくんな、って言ったよな??クソ美…。」
キョウちゃんは下を向いたまんま。地の底まで響くような恐ろしい声で私を脅す。
――ひぃぃっ!!
怖いよ!怖いよー!!
久しぶりに聞いた悪魔の声にビクビクしながら
「い、言われた!言われました!
で、でもさ!!連絡するなって言われたけど、やっぱり私心配で…。」
そう答えた瞬間。キョウちゃんはピクリと肩を揺らすとパイプ椅子を持つ手にさらに力を込めて
「心配…だぁ??」
そんな言葉を口にする。
「お前は俺の心配をしにココに来たってのか?」
「そ、そうじゃない!いや……実際はそうなんだけど、あんなキョウちゃんの姿を見たらいてもたってもいられなくて…!!」
そんな言葉を口にした瞬間
「バカにすんな!!
俺はオマエに同情なんて、死んでもされたくねぇっ!!!」
今にも殺しかねない勢いでギロリと睨むと、手に持っていたパイプ椅子を頭の上まで振り上げて
ガシャァァァァァンっ!!!
私めがけて思いっきりパイプ椅子を投げつけた。


