雨が見ていた~Painful love~



――は、はぁ!!?


なんなの、この人!
なんなの、この人!!!!!




男性恐怖症の私は、普通の男の人にこういうことされちゃうと、怖くて動けなくなってしまうのが常だけど……、この人に対しては違う感情が心の中に渦巻く。





「馬鹿にしないで!」





私はカレの顔をギロリと睨むと、パシンと手を払いのける。





「奴隷ってなんなの?」


「は?何が?
言葉の通りの意味だけど??」


「男女の付き合いってフィフティーフィフティーなものでしょう!?そんな発言、女性を馬鹿にしてるとしか思えないけど!?」





彼に感じた感情は明らかな“怒り”




人ではなく“モノ”として女性を見ているようなカレの認識に、言いようのない怒りを感じずにはいられない。





炎のような怒りを覚えて
彼をギロリと睨みつけていると



「ははぁ~ん。
おねーさんって、もしかして処女?」



「は、はぁ!?」



吉良光太郎はこんなわけのわからない質問を私にぶつけてくる。





意味が分からなくて



「バカにしてるの!?
関係ないでしょ!?そんなコト!!」



語気を荒げてそう返すと



「よくいるんだよねぇ~。
オトコとオンナの付き合いに夢と希望を感じる、バカオンナ。」



彼は冷ややかに笑いながらそう返す。