どう見ても私より年下な、この風貌。
チャラチャラした外見とは裏腹に、隠れた野心がギラギラと見え隠れする、攻撃的な薄茶の瞳。
ただの大学生らしきオトコの子なのに……
――この人、怖い。
素直にそう思った。
キョウちゃんも何考えてるのかわからなくて…。どんなひどい言葉が飛び出してくるのかが分からなくて、戸惑ったり、心配になったりするけれど、この人へ感じる恐怖はキョウちゃんに感じるソレとは少し意味合いが違う。
対峙していると得体が知れなくて、言いようのない不安を感じて、怖くなる。
この人ってね?
笑ってるのに目の奥底は笑っていない気がする。カレの心の奥にある得体の知れない深い闇に、恐れを感じていると
「オイ。いい加減にしろ、キラ。」
拓真くんはカレの首根っこを掴んで、私から遠ざける。
「わっ!やめろよ!拓真っち~!!」
「アホか。そういう妙なマーキングを初対面のヤツにするな。」
「ひ~ど~い~!!」
呆れ顔の拓真くんに全く悪びれもせず、ヘラヘラ笑ってる、カレ。
――なんなの、この人…!!


