な、なんですと!?
口数の少ない拓真くんからこぼれた言葉に、心の奥がキュンとなる。
ふと顔を見上げるとタコさんウィンナーみたいに赤くしてる拓真くんと目が合う。
う、うわぁ…!!
その表情を見つけてしまって、これまたトマトみたいに真っ赤になってしまった、私。
モジモジしながら、二人して俯いていると
「たくまコーチの顔、まっかっか~っ!!」
「きゃははは!ほんとだーっ!」
近くにいた子どもたちが拓真くんのことをからかい始める。
「お、お前らウルサイ!」
相変わらず真っ赤な顔した拓真くんがピシャリと怒ると
「からかうな、からかうな。しょーがないでしょ??こーんな綺麗なおねぇさん目の前にしたら、赤面しないほうがおかしいっつーの。」
拓真くんの後ろから子どもたちをなだめる飄々とした声が聞こえてきた。
塩素で抜けたであろう茶髪に、軽いパーマ。
見るからにチャラそうな男性は、ダルそうにスリッパを鳴らしながら近づいてきて拓真くんの肩にボンッと手を置く。
「拓真っち、誰~?この美人さん。」
いやらしい顔をして、彼は私の顔を上から下まで、なめまわすように見ていた。


