雨が見ていた~Painful love~


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机の上を片付けて
外出の旨を他の社員さんに告げ
どんよりした気持ちを抑えながら、私は会社を後にした。




ふと見上げると、空は快晴。




――うん。これなら大丈夫かも!




雨の日にはいい思い出が一つもない。




キョウちゃんにハジメテを奪われたのも、彼に再会してしまったのも、とんでもない言葉で傷つけられたのも全部全部、雨の夜。




雨とキョウちゃんは私の鬼門。




だから、キョウちゃんとの思い出の強いSGスイミングスクールに行くのはとっても抵抗があったけれど……この天気なら大丈夫かも。




晴れてる日には、あんまりイヤなこと(キョウちゃんに遭遇)しないもの。




うん!!
今日はイケる気がするっ!!




私は晴れ渡る空を見上げながら、そんなことを想っていた。