その言葉を聞いてキョウちゃんとパパが昔から大の仲良しだったことを思い出す。
確か……あの人エッチなDVDもパパから借りてたよね……。
あの雨の日にキョウちゃんが私を部屋に入れるきっかけになったのも、パパが貸したエッチなDVDのお陰だった。
うーーーん。
よくわからない。
キョウちゃんはパパみたいな男になりたくて、近づきたくて、ああいう性格になったってこと??
でもあの勝ち気な性格に、俺様な所はちっともパパに似てないと思うんだけど……。
なんだか納得がいかなくて、首を捻ると
「響弥はほんとはああいう性格じゃないと思うよ?まぁ……勝負事の世界に身を置いてるから、闘争本能みたいなものは研ぎ澄まされてるのかもしれないけど、俺から見ればあいつは弱虫で泣き虫なまんまだよ。」
そう言って仁くんはケラケラと笑う。
弱虫で泣き虫?
あのキョウちゃんが?!
……ありえない。
何度考えても一致しない終着点に
「キョウちゃんは昔から気が強い人だよ?勝ち気だし、ワガママだし、言い出したら聞かないし。なによりも、自分に自信のある人だよ。仁くんの言うような、泣き虫でも弱虫でもないと思う。」
きっぱりとそう言いきると
「そうかな。」
仁くんは私の意見をあっさりと否定する。


