「あ……」


コンビニの近くのファミレスで、飯塚と1組の女子を見つけた。


「奈津ちゃんだ」

「…行こーぜ」

「声かけないの?」


は?
ついさっきコクられたヤツに話しかけられる根性ねえよ。


「いいんだよ。」

「そ?」


……飯塚の気持ちを知った以上、これからどう接すればいいのかわからない。

いつものように明るく振る舞えばいいんだ。


……きっと、いける!


あ゛ーでも、会いたくねぇな。


そんなことを思いながら、コンビニに向かった―――。