走り去る女。 「奏汰知り合い?」 「知らね。行こーぜ」 俺みたいなやつには近寄らない方がいいんだ。 ふとアイツを思い出す――――。 懐かしくて、悲しくて、苦しくなる。 「奏汰?」 「ん?」 「帰りにコンビニで肉まん食べよ」 「……おぉ!」 真斗がいなかったら、今の俺はいないくらい大事な存在だ。 コイツとはいつまでもダチでいられそうだな……。