「あっ、そ」
「奈津ちゃんさ、かわいいよね。」
またしてもニパ笑い……
「お前、アイツのこと好きなの?」
「わかんない。好きになる…かも?」
はっきりしろよ…。
「はいはい。俺帰るわ」
「放課後練習は?」
「今日はなし!」
「じゃ俺も帰ろー」
能天気で、どこまでもバカなヤツ。
優しくて怒らないからって、女はいつも真斗を利用してた。
「お前さ、今度はちゃんとした女選べよ?」
「うん。わかった〜」
……本当に分かってんのかよ。
「奏汰ぁ、今日ヒマ?」
コイツ…確か隣のクラスの……
「ヒマだけど?」
いつものように作り笑いをする。
「じゃあさ、カラオケ行かないっ!?橘くんも一緒に!」
「あー…」
「俺はいいやぁ。」
真斗行かねぇのか?
「俺も、いいかな…。また今度誘ってよ」
「そっかぁ…わかった!またねっ」

