あたしは和田谷とのことをただただ悩み続けた……。


和田谷は、あたしのこと好きでキスしたんじゃない。


それに、あれは事故のようなものだし、……


「姉ちゃん、ごはんー」


いつの間に家に帰ってきたのか、亜木があたしにごはんを知らせにきた。


「今いくー」


とは言ったものの、食欲がない。
……早く行かなきゃお母さんになんか言われる。



結局あたしは晩ごはんの半分を残して部屋に閉じ込もった。


はぁ〜…明日から和田谷とどんな顔で会えばいいんだろう。