「落ち着いたか?」


「うん…勇介ごめん」


「気にすんな」



泣きじゃくるあたしに、勇介は何も言わずに背中を擦ってくれた。


「姉ちゃん、アップルティー」


震えながら亜木があたしの大好きなアップルティーを持ってきてくれた。



なんか、今日の男子陣は優しいな…


乙女の涙?効果?


「……なにがあったか知らねえけど、元気出せよ」


「うん」



勇介、ありがとう……