正直、璃優のところに行くから、ついてきてほしくない。


でも、離してくれないし。

離れようともしない。



はぁ…。



ガラッ

「璃優」

璃優がこちらを向いた。

一瞬ビックリしていた。


ビックリするものは、
俺の腕にまだピッタリとくっついてるやつ。


「今日の授業、午後からな!」

あ!
って顔をして頷いた。


俺が微笑んでやり取りをしていると…。


「瑞樹センセ!ずるいこの人!」


「は?」


璃優も。え?
って顔をしている。