「うぉっ!」


いきなり後ろから抱きつかれた。


「…遠藤…」


「キャハッ♪」


「昨日ね、瑞樹センセいなかったから、歌音寂しかったんだよぉ?」


そんなこと言われてもなぁ?


「でも、今日会えたからよかったぁ!」


と言いながら、
歩き始める俺の腕に絡んでくる。


左は回診の用紙を持ってるため、
右側の腕に絡んでくる。


「あ、」


璃優にいい忘れたことがあるため、来た道を戻る。


「瑞樹センセ?どこいくの?」


「いいから、離せ!」


「やぁ!じゃあ着いてく!」


なんて言うことを聞かない。