「じゃあ、ちょっと待っててな!」 俺は、廊下にある椅子に座る璃優の元を離れた。 ナースステーションにいき、取りに行った物を持つと、 すぐ璃優の場所に戻った。 「はい!」 俺が言うと、首をかしげた。 「小さいメモ帳。なんか言いたいことがあったら、書きな!」 彼女は表情を崩さず頷いた。