『璃優。病院を出て、俺と暮らさないか?』
…え?
「…え?」
『病院にいるより家がよくないか?
だからと言って、父さんや母さんと義父の所へ行かすつもりもない。
璃優が心配で仕方ないんだ。
卒業まででもいい。
俺の家に来て高校も転校しないか?』
お兄ちゃん…。
お兄ちゃんは本当に私のことを考えてくれてる。
『明日にでも一回病院に顔を出すよ。』
「ダメ!」
『…え?』
瞬発的につい、言ってしまった。
「ごめん。ただ…少し時間をちょうだい。
私からお兄ちゃんに連絡するから。」
『…うん。自分一人で考えたいこともあるよな。』
「うん。ちょっとね…」
『わかった。連絡待ってるな?一週間しか待たないからな?』
「ふふっ。うん。わかった。」
『じゃあな。』
「ばいばい」
電話を切った。

