「あはっ。田中さんもお久しぶりです。」


田中さんにも挨拶をしていた。

田中さんは今にも泣きそうな位、涙目だった。


「えぇ。安住川さんお久しぶり。」


抱き締めたからだを離した…。


そういえば…
この格好…。



「璃優…その格好…」


「うん!今日をもって、高校生活が終了しました♪」



そう、制服だったん。



璃優の制服姿…初めてみた。



すごくかわいい。



「初めてみた。かわいい!」


「…ありがとぅ!」


少し照れながら、璃優は言った。