ご飯を食べ終わり、璃優と病室に向かっていた。

「うまかったな!」


璃優はうなずく。


久々に食堂でご飯食ったかも。
と、俺は考えていると。



俺はもうひとつ。

ふとしたことを思い出した。



病室につき。


「璃優、って何人家族?」


少し黙ったけど、
指を3とやった。


「3人?」


聞き返すと、頷いて。
メモ帳に書いた。


"お母さんとお兄ちゃんと私。"


そう、書いた。