窓から風が吹き込み、
カーテンが揺れた。
そして、何かが落ちたのが見えた。
「…?」
…なんだ?
近づき、拾った。
封筒…?
その封筒を開けてみた。
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瑞樹へ
きっとこの手紙を読んでる頃は、私は瑞樹の側にいないね?
きっと病院から抜け出しているんだと思います。
でも、私は退院にしてください。
私は自分の居ていい場所へ行きます。
この手紙が最後。
瑞樹との会話になります。
まぁ、私の一方的な文だけど…。
瑞樹…。
私は瑞樹が好き。
でも、別れてください。
私を必要とする人のところへ…。
私が必要とする人のところへ。
私は行きます。
探さないで?
それは私からのお願い。
そして…。