はっきり言われた。


「ありがと。璃優を守るよ。何があっても…!」


その俺の言葉を聞くと、笑顔で頭を下げて、去っていった。


その姿を見届けて、
自分の部屋へ向かった。


ガチャッ

「瑞樹!!…遅かったね…。」


「あ、うん。ちょっと。はいよ、ジュース。」


ほっぺたにつけて渡した。

「ひゃっ。冷たっ!…ありがと。」


なんのお礼か分からなかったけど、
とりあえず微笑んだ。


「瑞樹…私、正直ね学校はまだ怖いんだ。
だから、好きな友達も、目の前にすると怖い。また失うんじゃないかって。」


「璃優…」


璃優を抱き締めた。


「でも、あの二人ときちんと話そうと思う。」





「そっか!」


「うん。でね、瑞樹に今日、お願いがあるんだ。」


璃優からのお願い…?