「自分の目の前で彼氏が告白されてるのって複雑…。」


璃優が声を漏らした。


「ははっ。かわいいな。安心しろ!俺が好きなのはただ一人だから!」


「…うん!」


璃優に触れるだけの軽いキスをした。


驚いていたけど、受け入れてくれた。



「璃優。早く退院しような!デートいこ!」


「うん!」



けど、人生はそう上手くは進まず…。



どうして璃優を神様は試すのだろう?



どうして璃優ばかりを?


どうせなら、俺にも分ければいいのに…。