悲しくてじゃない。 遠藤のせいじゃない。 ただ、遠藤の話を聞いて、話が璃優を泣かせているんだ。 「遠藤…俺は知ってる。 お前が甘えベタで、それがお前の精一杯の甘え方だって。 知ってる。 遠藤の担当医は夏井先生だ。 夏井先生は、お前が甘えるのを待ってる。 俺じゃなくても、夏井に甘えろ。 夏井は、お前のことをきちんと考えてくれてる。」 「…センセイ…ごめんなさい…安住川先輩…ごめんなさい…」 「あぁ…。遠藤はいいやつだよ。」 「センセイ…歌音…センセイが好きです。」