「どういうことだ?」 田中さんに聞いた。 「どうしたもこうしたも…!」 「…とりあえず、落ち着いてくれ!」 そう声をかけた。 田中さんは深呼吸をして、 椅子に座った。 「安住川さんと遠藤さんが接触してるかもしれないんです!」 うん。 それはさっき聞いた。 「どうして?」 「勉強会、5時までやってるじゃないですか?」 「うん」 「今日、安住川さんと長引いちゃったんです。」 時間を確認すると、6時を過ぎている。 1時間延長されたことに気づく。 「それで…」