「担当させていただきます!白井です。」



俺は白井瑞樹。
今年25歳になった。

精神科の内科医をやってる。


「…」


今回担当するのがこいつ。


安住川璃優。
今17歳の高校3年生。


「…よろしくお願いします。」


彼女の母親が俺に言った。


「はい!任せてください。」


「…」


彼女は全く話そうとしない。