「え…」



「俺、今日休みなんだ。だから…」



「一緒に、いたい…。」



消えそうな穂波の声。



でもその言葉ははっきりと聞こえた。



「穂波…」



「一緒に、いたいです。」



真っ直ぐに見つめてくる穂波。



大きな瞳に改めて緊張する。



「穂波、今日一日…一日だけ俺の彼女になって?」



「彼女?」



「それで、きっぱり終わりにしよ。」