「…れ、ん?」



その声で目を開けた俺はカーテンから光が漏れていることに気づいた。



いつの間にかソファーで寝てしまったらしい俺。



「穂波。」



「やだ、ごめん!私ってば…。」



慌てている穂波は寝癖をつけていた。



「髪。」



「はねてる?」



「あぁ。やばいよ。」



また、意地悪な言いぐさをしてしまった。



その言葉にもっと慌てる穂波は手ぐしで髪を整えている。