「ありがと。」 湯気が溢れる白いマグカップ。 甘くて、大好きなココア。 「おいしい。」 そう微笑むと蓮も笑い返してくれた。 「ホント、ココア好きだな。」 「うん…。」 相変わらずコーヒーを口にする蓮。 蓮は近くにあるベッドに腰かけてテレビの電源をいれた。