アンタのこと、奪ってやろうか?











「穂波。」



「あ、おはよう。昨日大丈夫だった?」



大学へついたのは一限が終わってからだった。



穂波が次の授業まで時間があることを把握している俺はいつもの図書館で彼女を見つけた。



「おはよ。昨日、ごめんな。」



「もう、ホントだよ。蓮にも迷惑かけちゃってさ。」



「なになに、喧嘩?穂波たちが喧嘩なんてはじめてじゃない?」



穂波と一緒に座っていた杏奈が笑ってそう言った。