目が覚めると、部屋にいた。 記憶がほとんどない俺は痛む頭を押さえながらベッドから起き上がる。 「いってぇ…。」 あ、そいえば蓮の店で飲んだんだ。 穂波と一緒に行って、そのまま潰れてしまった。 “勝手にあがってごめんね。蓮が送り届けてくれたからお礼、言っておいてね。 穂波” 小さなクローバーのついたメモに書かれた穂波の文字。 蓮と、一緒だったのか。