アンタのこと、奪ってやろうか?











「え…」



「固まんなよ。俺ら、キスもした仲なんだぜ?別にデートくらいなんでもねぇだろ?」



「そう、だったね。」



俺は穂波の髪に触れ優しく撫でた。



あの頃と、同じように。



「ちょっと…急になに?」



目を細めて身を小さくする。



髪を撫でられると小動物みたいな反応をする穂波のクセ。



まったく変わってない。