アンタのこと、奪ってやろうか?











「……りょう…」



穂波と再会して一番傷ついた。



結局寝てしまった穂波の口から発せられたその言葉。



やっぱり、穂波の中で涼一は一番なんだ。



あたりまえなのに、
わかってたことなのに、

なんでこんなに苦しい?



「…、穂波…。」



小さく呟いたその声は真っ暗な車内でくだけちったように思えた。