「変なこと聞いていいか?」 ただ、氷しか入ってないグラスを未だに揺らしていた私をそう言った蓮が見た。 「変なこと?なに?」 小さく笑う私。 蓮も小さく笑う。 「なぁ、穂波…お前、幸せか?」 「え?…なにその質問。笑えちゃう。」 「あー、忘れて。マジで変なこと聞いちまったな。」 そう笑う蓮に視線を向け直した私。