アンタのこと、奪ってやろうか?











午後十一時半。



俺の部屋にいる穂波。



いつものようにココアを片手にソファーに腰かけている。



「蓮、なんでここなの?私デートしたかったなぁ。」



口を尖らせるしぐさは彼女の癖。



つまらなそうに俺を見つめた。



「あと三十分、二人で居させて。」



そう言った俺は彼女に微笑みキッチンへ向かった。