アンタのこと、奪ってやろうか?











「穂波。」



もう真っ暗になってしまった辺りにその光だけが漏れていた。



その図書室は人気がなく見たところ穂波しかいなかった。



俺のその声に小さく反応した彼女はゆっくり振り向いた。



緩く微笑む穂波。



その笑顔が大好きだ。



俺はその笑顔のもとへ歩み寄った。