アンタのこと、奪ってやろうか?











でも、
それでも、
真実を穂波に伝えるべきだ。



本気で穂波に惚れた。



今でも愛してる。



だからこそ、彼女の幸せを第一に考える。



穂波は、蓮の女だ。



認めたくねぇけど、蓮の女だ。



「……穂波。」



送信完了の画面を呆然と見つめた。



このハートストーンを見るたび蓮のことが頭をよぎっていた。



でも、穂波は俺の女だろ?



自分に必死に言い聞かせていた。



好きだから。



愛してるから。