Forget me not 〜愛する意味〜



どのくらいだろう…

私たちは一言も口にせずただ立っていた

まるで時間が止まったように…

「もう、ほっといて。」

先に沈黙を破ったのは私。

そのまま屋上を後にした



…心のパレットには黒しかない

どんな色を塗り重ねても変えることはできなくて

たとえたくさん白をいれても闇は消えない

そんなことは痛いほどわかってる

だから私はなにも期待しない

無駄だってわかってるから

運命に抵抗しない

避けられる術はないから

…でも一つ心の中でつっかかることがあるんだ

――…あの夢

あれは私に何を伝えているの―――?