ピッ…ピッ… “生”を知らせる機械音が真っ白な病室に鳴り響く また倒れたんだ… ふと右手に違和感を感じて目を向けると ―ドクン― 「……な、んで…?」 安田が私の手を握りしめてじっと見つめていた 「気づいたんだな…大丈夫か?」 そう言って髪に触れようと伸ばした手を パシッ 「さわらないで」 払いのけた