「私ね、あの雨の日に……
犯されたんだ。
お母さんの元恋人に。」
おそるおそる美空の顔を見ると信じられないという顔をしてた
そりゃそうだよね
もう、友達なんて言えないよ
覚悟を決めて続きを話した
「全然警戒してなかったの
何もしないだろうって。
でもいろいろ思い出して
私たちを置いていった日下部が憎くくなってきたの。
だから顔も見たくない。出て行って!って叫んだ。
そしたら……」
「うん」
「出て行くどころか取り乱して食器をわりはじめた。
怖かった。狂ったんじゃないかって。
逃げなきゃって思ったから玄関に走ったの。
でも………っ…!…」
「もういい、もういいよ由梨」
そういって美空は私を優しく抱きしめた
「よく頑張ったね
よく耐えてきたね
泣いていいんだよ
頼っていんだよ
信じていいんだよ
あたしが由梨を守るから」
美空は私の欲しい言葉をくれた
本当はね誰かにわかってもらいたかった。
認めてもらいたかった
私、頑張ってるんだって
でも、自分で努力を否定して
ずっとつらかった
ありがとう、美空

