お母さんにはともかくまずは美空。


美空は勘が鋭い

少しでも態度が違うとバレてしまう

いつもどおりにしなきゃ。

「おはよー美空!」

バシッと美空の背中を叩いた

「おはよー由梨!ってか痛い!」
「アハハハ!ごっめーん!」

良かった…

私、ちゃんと笑えてるよね?

「ねえ美「由梨、どうしたの?」

ドクン

「……え…?なに……が…?」

声が震える

大丈夫、落ち着け。

何もバレてない、大丈夫。

「由梨…ね「なんでもないよ?」

「嘘つかないで?隠さないで」

「なんでうそつく必要があるの?なにも隠してないよ?」

私は美空に向かって笑った

「〜〜〜〜っ」

美空は納得いかないようだ