お母さんの腕をつかんだ
……強引に
「知らないとでも思ってるの!?」
「えっ……」
私の中で何かが切れた
「お母さんが毎晩泣いてること全部知ってるよ!馬鹿にしないでよ!
辛いことも全部知ってるよ!!
私じゃ頼りない?
ねえ!!私じゃだめなの?
私だって…お母さんの力になりたいよ…」
いつだって女手一つで私に不自由な生活をさせないように頑張ってるお母さん
本当のお父さんがいない私に
普通の家族より裕福な暮らしをさせてくれてるお母さん
こんな優しい人をこんなにするなんて…
許せない。
でも、いない相手を恨んでも仕方がないこと。
だったら今私にできるのは
お母さんをうつ病から救うことしかない。

