でも…… 「どうした……?」 「よかったあ〜…」 先輩だったらどうしようって 恨まれたらどうしようって 「あぁ〜…よかったあ」 「お、おい、大丈夫か?」 焦る背の高い男の子。 「うんっ! ぶつかってゴメンねっ。 私、黒田由梨亜! また、話せたらいいねっ!! じゃっ!!」 始業チャイムが鳴り響く前に 遅刻せまいとダッシュで走った "