「頼む、由梨亜落ち着いてくれ」 廉がなだめても私の興奮はおさまらない 「私、廉のなんだったの? 好きとか愛してるとか やっと伝えられたのに… 廉に逢えて嬉しかったのに こんなんだったら帰ってきたくなかったよっ!!!」 ギュッ 「……っ…やめて……」 「頼む、話を聞いてくれ。」 動いても適わないことは充分わかってるよ 首を縦にふるを得なかった 「初めは…美空のそばにいるために近づいたんだ…」